アリの社会について

アリは、一匹一匹バラバラでは生きていくことが出来ません。女王を中心とした群れを形成することで生きています。こうした集団生活を送るものを、「社会性昆虫」といいます。ハチもこれに当てはまります。仲間同士は臭いで、意思の疎通をしています。そして、アリのほとんどは巣をもち、そこを起点に行動しています。働きアリの寿命は、1年から2年ほどですが、女王アリは10年以上生きます。そうして、毎年たくさんの卵を生むのです。女王アリが生き続ける限り、その巣は栄えます。ところで、アリは昆虫なども餌にしますが、中には食べられない昆虫もいます。例えばアブラムシなどは、甘い蜜を出すためアリ重宝され、天敵からも守ってもらっています。そんな昆虫は他にも居て、例えばアリヅカコオロギは、一生を蟻の巣の中で過ごします。
地上に出ることはなく、コウロギの仲間ですが羽もはえません。ヒゲブトトアリヅカムシやハケゲアリノスハネカクシなどは、カブトムシの仲間ですが同じように巣の中に入り込みます。そして、アリに餌をもらったり、アリの幼虫を食べるのです。しかしアリは攻撃をしません。匠に体の横にある蜜を出す毛束などを使ってアリをなだめ、身を守っているからです。クレバーな昆虫もいるものですね。

アリの役割について

アリは、群れの中に1匹の女王アリと沢山の働きアリがいます。また、種類によっては兵隊アリと言うアリを持つ群れもいます。その他には、卵や幼虫、まゆなどがあります。働きアリの寿命は1〜2年ですが、女王アリは10年以上生きながら卵を生み続けるので、群れは減るどころか徐々に増えていきます。群れが大きくなると、夏季には羽のハエ試すアリやオスアリが生まれてきます。これを羽アリと呼びます。羽アリは巣にとどまらず、飛び立ってゆきます。さて、女王アリの役目は前述の通り、卵を産んで群れを増やすことです。働きアリの役目は数多くあります。まずは、餌を集めてくることです。一人で運べない餌は、臭いを出し、群れを呼んで一緒に運びます。その場で食べたり蜜を吸ったりしているアリもいますが、あれは自分の栄養にするのではなく、腹の中にためて巣に持ち帰っているのです。他には女王や、卵、幼虫を世話する役目もあります。卵や幼虫を舐めて綺麗にしたり、口移しで食べ物を与えたりします。さらに、巣を広げたり、巣の修復もしています。兵隊アリは、じつは戦うためのアリではありません。集められた大きな餌を解体したり、運んだりします。また、ヒラズオオアリのように、巣の入りぐりをその頭で塞いで仲間以外を通さない扉の役目をするものもいます。アリはこのように、与えられた役目を黙々とこなすのです。